【8月】夏真っ盛り!海や山の恋しい季節となりました。
2016.08.20
夏場の食中毒にご用心!

さて、いきなりですが、夏場の食中毒の発生は、気温と湿度が上がり始める梅雨から増え始め、7~9月にピークを迎えます。
夏場に食中毒を引き起こすのは細菌性のものが多く、代表的な細菌としては腸管出血性大腸菌(O157など)やカンピロバクター、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ、ボツリヌス菌で、腹痛、下痢、嘔吐、発熱などの症状が現れます。
すぐに思い浮かぶ食中毒といえば、飲食店や学校給食などがありますが、家庭での発生割合も実は多いことが分かっています。発症人数の少なさや風邪や寝冷えと誤認識されるケースが多いようです。
以下は、厚労省がまとめた6つの食中毒予防のポイントにも食中毒菌を「付けない、増やさない、やっつける」ことに焦点が当てられています。
1.食品の購入時:食品期限の表示をチェックする。肉・魚は分けて包む。寄り道しないでまっすぐ帰る。
2.家庭での保存:帰ったらすぐに食材を冷蔵庫へ移す。肉や魚はラッピングして汁漏れを防ぐ。冷蔵・冷凍庫に入れるのは7割程度にする。
3.下準備:こまめに手を洗う。こまめにタオル・ふきんを交換する。解凍は冷蔵庫で行う。生肉・魚を切ったら熱湯をかけておく(包丁など)。生肉・魚は生食のものから離す。野菜も良く洗う。ごみはこまめに捨てる。井戸水の場合は水質に注意する。
4.調理:十分に加熱する(電子レンジでは均一に加熱する)。調理途中の食材は冷蔵庫へ保管する。台所を常に清潔にする。
5.食事:食前に手を洗う。清潔な食器を使う。長時間室温に放置しない。
6.残った食品:手洗い後、清潔な容器保存する。早く冷える小分けにする。温め直すときは十分に加熱する。少しでも怪しい食品は捨てる。
夏こそ免疫力アップを!

体力が落ちると免疫力が低下するので、食中毒にかかりやすくなったり、その重篤化を引き起こしたりします。当然、夏風邪も引きやすくやすくなります。
ここではそんな夏バテや夏風邪に効く食材についてご紹介します。
1.豚肉:ビタミンB1が豊富です。中でもヒレ肉・もも肉はおすすめです。
2.枝豆:ビタミンCやビタミンB1、タンパク質が豊富に含まれています。
3.納豆・豆腐:ビタミンB1、ビタミンB2、タンパク質を豊富に含みます。
4.甘酒:冬の飲み物と思われがちですが、ビタミンB1、ビタミンB2、乳酸菌などが含まれていて、夏バテにもおすすめの飲み物です。
βグルカンは強い免疫賦活作用、制癌作用をもつと言われています。また実際に、加齢や癌などで減退した免疫力を強力に賦活する作用があることが示されています。
< 前頁へ | < 目次へ > | 次頁へ > |
■研究室から
2016.08.20 | カテゴリ: 研究室から