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【1月】寒波が猛威を振るう今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。


笑う門には福来る


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今回のトピックは笑うことの力についてです。
皆さんの中にも、笑うことで緊張の中、リラックスできたり、明るい気分になったりすることは、普段の生活や仕事で十分にお感じになられていることかと思います。

昨今、笑いについての研究が盛んです。研究者たちは、笑いが心身や健康に与える影響についてその驚くべき効果を明らかにしています。結論から言えば、笑うことで私たちの免疫力がアップするのです。実際の研究では、成人男女に約3時間、漫才や喜劇を見て大いに笑う体験をさせた前後の免疫力からそのことが実証されています。面白いですね。

さらに詳しく調べたところ、私たちの身体には、若者であっても日に3,000~5,000個ものがん細胞の芽が生み出されていますが、笑いが発端となり、善玉物質が脳から生成され、それが、血液やリンパ液を通じて体内の免疫細胞を活性化し、がん細胞やウィルスを攻撃する、といいます。

逆に、ストレスや緊張、悲しみといったマイナスの感情はそれら免疫細胞の働きをパワーダウンさせてしまいます。またおもしろいことに、笑いは免疫力をアップするだけでなく、強すぎる免疫力が自分の体まで攻撃するリウマチや膠原病といった自己免疫疾患にもよい効果があります。すなわち、私たちが大いに笑うことで、がんやウイルスに対する抵抗力が高まり、同時に免疫異常の改善にも繋げることができます。
ちなみに、笑える毎日のコツは、日ごろから笑いのネタを探し、周囲の人と一緒に楽しむことのようです。


笑いのプラス効果はさまざまです


笑うことで免疫力が高まるだけでなく、その健康効果は実にさまざまです。
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1. 脳の働きを活性化:記憶をつかさどる海馬という脳の一部が大きくなり、記憶力がアップします。また、意思や理性のみなもとである大脳新皮質への血流量が増え、脳の働きが活発になります。脳波も変化し、リラックス脳へと導きます。

2. 血行を促進:思い切り笑った状態は深呼吸と同じ状態となり、体内に酸素が大量に取り込まれると同時に、血のめぐりが良くなり新陳代謝が促されます。低体温や冷えも改善します。

3. 自律神経バランスの調節:ストレスや好ましくない生活習慣は、緊張モードの交感神経とリラックスモードの副交感神経とのスムーズな切り替えを妨げて不眠などの体調不良を引き起こします。笑うと副交感神経が優位になり、自律神経スイッチをバランスよく切り替えてくれます。

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4. 内臓のシェイプアップ:笑うことで心拍数や血圧、呼吸量がほどよく上昇するとともに、内臓や腹筋、横隔膜の運動量が増えてカロリーの消費が進みます。

5. 幸福感と鎮痛作用:笑うことで脳内ホルモンであるエンドルフィンが分泌され、多幸感がもたらされます。痛みのある方は鎮静作用も期待できます。

また、免疫力といえば医療の現場でも盛んに利用されるβ-グルカンをご存知でしょうか?β-グルカンはきのこに豊富に含まれています。ほかにも昆布、大麦、パン酵母などにも含まれています。

これらを積極的に摂取するなど、笑うこととあわせて日々の食事にもご留意いただき健康な毎日をお過しください。
  
  

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