「国民病といわれる糖尿病の正体」
2019.01.18
糖尿病(Diabetes Mellitus)とは
Diabetes:ギリシャ語でサイフォンを意味するMellitus:ラテン語でハチミツの意味
糖尿病とは血糖値が高くなる病気。簡単にいうと、上手くブドウ糖を細胞で利用できない病気です。
糖尿病になると、ブドウ糖がエネルギーを必要としている細胞の中に運ばれなくなり、血液の中にあふれ出します。(ある一定の血中濃度を越えると尿中に出てきます(尿糖)

糖尿病は一度罹患すると一生治らないのですが、コントロールする事は可能です。
初期はこれといった症状がないのですが、進行すると口渇(こうかつ)、多飲、多尿という典型的な症状が出てきます。
長年罹病すると手足のしびれ、感覚異常、下痢、便秘を繰り返すなど神経症状が出始めます。糖尿病は2つのタイプがあります。

何らかの原因ですい臓のβ細胞が破壊され、インスリンをほとんど、あるいは全く作らないために体の中のインスリンの量が絶対的に足りなくなって起こる糖尿病。インスリンを注射する必要があります。
●2型糖尿病
インスリンの量が不十分で起こる場合と、インスリンが出ているのに肝臓や筋肉などの細胞があまり感じなくなる(インスリン抵抗性や耐糖能異常と言います)ために、ブドウ糖がうまく取り入れられなくなって起こる糖尿病です。食事や運動などの生活習慣が関係している場合が多い。日本の糖尿病者の95%がこのタイプです。
糖尿病患者数は年々増加しており、2016年の国民健康・栄養調査では糖尿病が疑われる成人の推計が1,000万人の大台に上ったことが厚生労働省から発表されました。
糖尿病になると何が怖いのでしょうか?また、お薬以外に対処する手段は無いのでしょうか?
次回からシリーズでお知らせしていきたいと思います。
2019年1月18日
マイコロジーテクノ株式会社
代表取締役社長・薬剤師 西川浩司





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■研究室から
2019.01.18 | カテゴリ: 研究室から